審判に何を求めるのか。
審判に何を求めるのか。
つのだまさんは
「良い審判とは、自分の応援するチームに有利な判定をする審判である。」と。
http://tsunodama.s33.xrea.com/mt/archives/000790.html
確かに、応援してるチームの試合に関してはその通り。
では、応援しているチームの試合以外では何を求めるのか。
僕の場合は「良い審判は、ゲームのおもしろさを引き出してくれる審判」かな。
以下、僕自身の求めるものを結構素直に書いてみる。
判定の基準について。
正しい判定よりも無理のない判定を。
試合の興を削ぐような判定は可能な限り避ける。
試合を決定付けるような判定は、とくに慎重に。
開始直後、終了直前なら尚更。
PKの判定は、絶対の確信がない限りは流し、
2枚目のイエローは、できるなら注意で済ます。
迷ったときはホーム有利に。
主役はあくまで選手であること。
カードで選手を縛るような高圧的な態度、
選手を挑発するような喧嘩腰な態度は避ける。
どんな判定だろうと、
片方の選手やサポーターはブーブー言うんだから、
適当に聞き流す大人の余裕を。
できるだけ試合の流れを生かすように、
取らなくて良いファウルは取らずに済ます。
プロレスのようにカウント2.8で止めろ、とは言わないけれど、
プロの興行であることを考慮にいれて、
杓子定規な判定ではなく、柔軟に対応してほしい。
だいたい、そんな感じかな。
正しい判定、正確なジャッジには興味がないし、
そもそも、そんなもの求めるのは無理だから。
あと、誤審について。
間違うこと自体は仕方ないが、事実の検証をしてほしい。
間違いがあったことを認めた上で、次からは気をつけますと。
その上で「主審の決定は絶対」と言われれば納得できるけど、
なんの説明もないままで同じようなミスを繰り返されると、
それがサッカーの根幹だと頭では分かっていても心情的に受け入れがたい。
例えば、間違えた笛を吹いちゃったときに
「一度吹いた笛は絶対だから」というより、
「間違えた、次は気をつける」と言った方が丸く収まるでしょ。
要は、そういうこと。
ミスをミスと認めた上で、
「主審の決定は絶対」「審判も人間だからミスはある」「誤審も含めてサッカー」
といった大前提をきちんと主張すべきじゃないの。
黙っていては、いつまで経っても理解されないし、
ファンの側の理解も進まないと思うけどな。
※ちょっと追記
今のSRを見ていると、Jリーグ初期の試合を思いだす。
プロになったということで頑張り過ぎちゃって、
自分の能力以上のことをやろうとしている危なっかしい感じ。
選手のプレーと一緒で、レフェリングも全てに正確を期すことは出来ない、
ミスや間違いがあるのはある程度は仕方ないのだから、
あまり無理をせず、肩の力を抜いて、
自分のできる範囲でレフェリングすればいいんじゃないの?
その方が意外とすんなり試合が運ぶと思う。
SRや若手の主審に比べて、ベテランの主審が担当する試合で
わりと大きなもめ事が少ないのは、そういう理由もあるんじゃないかな。
そこは技術的な上手い下手ではなく、
意識の持ち方次第で改められる部分だと思うし。
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